作家と読者をつなぐ仕事──編集者K が 語る、渋谷六花舎での日々
漫画が生まれてから届くまで、全部に関わる
TL ジャンルを中心に漫画編集を担うK は、制作の全工程に携わっています。
作家への対応や原稿の検討、社内外での打ち合わせはもちろん、配信スケジュールの調整や書店への提案までその仕事内容は一日ごとに異なります。
「漫画作りは、想像以上に多角的な視点がが必要でした。
企画やストーリー構成だけでなく、ネームや作画に関する知識も求められます」
編集者の役割は「主体性を持ち、作品を読者に届ける」になること
“作品を読者に届ける“という観点においては、作家さんだけでなく、編集者自身が主体性を持って制作に取り組む姿勢が必要であると感じています。
作家とともに作り込んだページが広告として出稿され、ヒットに繋がることも。
多くの読者に作品を届けるために、編集者としてできることがないか、日々模索していきます。
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難しさは「バランスを取ること」
一方で、作家のこだわりと商業的な要件の間でバランスを取ることの難しさも正直に話してくれました。
「読者が読みたいものを一緒に作りたいという気持ちを、早い段階で作家さんとすり合わせておくことが重要だと思っています」
営業とデザイナーとの連携についても、K ならではの強みがあります。営業と編集を兼務しているため全工程の視点を持ち、デザイナー経験を活かして求めるビジュアルを具体的に共有できる。
そのクロスオーバーな視点が、現場で活きています。
向いているのは「自分の楽しみと重なる人」
渋谷六花舎の編集者について、K はこう表現します。「少数精鋭で小回りが効くぶん、前例がなくても提案や自分の取り組み次第で実現できる環境です」
向いているのは、読者の欲求を想像し、それを実現する手立てを考えて動ける人。
そして、その行動が自分自身の楽しみと重なっている人だといいます。
「地道な積み上げが必要な仕事ですが、成果が出たときの喜びはひとしおです。電子漫画に関わるすべての業務を経験できる環境は、新しい視点を得る楽しみにもつながっています」